こちらの方が、見やすいかな。
さらば、九份茶房!
道を下る。こんなにいた人が、いなくなる。
観光ルートはずれた。
完全に地元の人たちのおうち。
閉山した炭鉱にすむ人たち。姿はない。ただ家があるのみ。
写真だとあまりわからないけど、台風よけか低く、そして雨がしみないようにコールタールで真っ黒な家。
日はどんどん暮れる。さっき飲んでたビールの酔いはないけど、延々続く下りの石段。
戻るには、遠すぎる。下りきれば、何とかなるだろう。
ん、大通り?車が通ってるようだ。
と、突然犬が狂ったように吠えながら行く手をふさぐ!
アジアの田舎町の犬に噛まれたら、致死率100%、狂犬病が…。
下がって逃げるか、でも今まですべて一本道。
ええい!犬の脇を突っ込む!
ん、けがをしている。近くの車道で車にひかれたか、けがは治ってるけど足を引きずっている。
何とかかわし、道へ!
九份まで登った山道かと思われる。
たまに車が通る。タクシーも多い。でもすべて人が乗っている。
そりゃーこの時間、下りで空車のはずはない。
山道、くねくね。
タクシー、とばす。
そして、暗い。
もちろん、歩道なし。
これはこわい。台北市内なら歩き回れる自信はあるけど、ちょっと先が見えない分不安が募る。
そして、観光バスの駐車場のようなところに出た。
観光客を下ろした後、止めるところがないから、かなり下ったこの位置に止めているようだ。
その向かいにバス停。表示を見る。んー、路線バス。台北という文字はない。
時間も書いてなかったような気がする。
少し待ってみる。んー。
向かいのバス駐車場のおじいさんのところへ。
英語だめ…、日本語も。
見た感じはおっかなそうだけど、一生懸命理解しようとしてくれてる。
ん、バス?って言ってるのかな?
さっきのバス停まで一緒に歩く。
カードもってるか?と聞かれてるようだ。
出た−!イージーカード!
見せてみた。おっけーのようだ。
おじさんもひたすら一緒にバスを待ってくれる。
バス来た!おじさんが乗れと、そして運転手に何か話しかけている。
座る場所はないので、運転席近くの棒に捕まる。
おじさんにお礼を言う。バスは走り出した。
しかし、トラブルはまだ終わらない!
台湾8 九份その3
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