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発作性上室性頻拍 カテーテルアブレーション 入院・手術編

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NASAの管制室のようなたくさんのモニタが壁(というか頭上というか)にある。
メスを使っての手術ではなく、コンピュータを使う手術だから。
車いすから手術台に移る。
背中に電極(心電図?)を3カ所張られる。
この辺からは、心を無心に。瞳を閉じる。
「うーん、もう少し剃りましょう」と、3回目の剃毛。
動かないように軽く縛られた感じ。
患部だけ出るようにシート。顔はそのまま。
そして入念に消毒。
「じゃあ麻酔しますよ」
結構痛い。そして両方にカテーテルを入れるための出入り口を取り付ける。
痛い。後で色々ブログ見ても、麻酔の後は痛くないと書いてあるけど、結構ずっと痛かった。
麻酔聞いてなかったか。逆に心臓焼いたりは全然平気だった(結構痛いというブログも多い)。
痛みを食いしばり、カテーテルが心臓内に。
そこで電気ショックを与え、人工的に発作を起こさせ、どの箇所を焼くかを決める。
この作業がつらい人は多いらしい。
でも、私としてはプロに囲まれ、わざとやってることだからどうってことなかった。
でも、脈拍200以上、心臓が飛び出す感じになり、止めたりを何回も繰り返される。
そして、例の危ない方の発作、心房細動。予想外に出てしかも止まらないようだ。
何かの薬を点滴のところから注入。酸素マスクをつけられる。眠い。
「眠いですか?寝てください」
起きる。どれくらいたったのだろう?
退院翌日になって、右胸と左胸にこんにゃくの大きさくらいの赤いみみず腫れ。
ネットで調べると、心房細動を止めるための電気ショックでのやけどのようだ。
心房細動が薬で止まらないときは電気ショックというのは聞いてたけど、
全身麻酔して意識なくしてからするのか。
それなら最初から、そうやってからカテーテル入れてくれよ−。
目が覚めて、色々、話し声が聞こえる。
「ファーストが、スローが」
「FでSだから」とか。これはマッピングという作業で、心臓のどの神経がどうでとマップを作る作業。
そしていよいよ焼く。
このときに焼くためのカテーテルをさらに挿入したっぽい。痛い。
「60ワット 20秒!」などと指示が出て焼く。
熱さを感じてつらい人もいるようだが何ともない。
(ほんとカテーテル入れてるとこの麻酔が効いてないんだが、ここだけつらい)
2カ所くらい焼いたみたい。
「10分様子見よう」と、カテーテルを抜く前にちゃんと焼けたか様子を見る。
10分後オッケー、カテーテルを抜く。
もっと痛いかと思ったら結構するっと抜ける。
そして止血。動脈じゃないからまだ増しだけど、両太もも付け根をものすごい勢いで押さえられる。
尿のカテーテルと違う入院のときに、足の付け根の動脈採血されたことあって、
その時もすごい押さえつけられたのでこれも経験済み。静脈な分、少し楽なくらい。
10分程度止血して、寄せてあげて的に、太ももとかの肉を患部に寄せてテーピング。両足。
太ももおしり周りにびっしりテープ固定。股関節を曲げるとまずいから曲げにくくさせる効果もあるのかな。
手術室の前で、しばらく様子見で放置。その間、病棟の看護師さんに連絡を取っているよう。
手術中の音楽はよく好きなCDもってくるとかリクエストを聞かれるとか聞いたけど何もなし。
ただ先生の趣味かずっとアイドルソング。AKB48とももいろクローバーがかかってた。(・_・)
手術台からストレッチャーに移るときも、簀巻きにされて転がる感じで移動。
ストレッチャーから病室の別途に移るときは、看護師さん二人でスリップボードと書かれた板で、
簀巻きのように転がり移動。
水も飲んでもいいし何をしてもいい。起きたり寝返り足を曲げるなどは禁止。
時間は15時に手術室へ。15時15分くらいから開始。17時15分終了。病室についたのが17時40分くらい。
看護師さんには両方静脈だから1時間後、ベッドのリクライニングは30度、
その一時間後45度、その一時間後歩いていいと言われたのに。
その後来た研修医先生に、今日はベッドから出てはだめと言われる。
時間的に人がいなくなるから、万が一のためにと言う感じ。朝一だったら…。
尿道カテーテルしてないため、我慢していたものも、これは無理だなとあきらめる。
とりあえず30度に起こせればベッドの上でも出来る(これがなかなか難しい。特に寝たままだと)。
2時間くらいでリクライニング45度まで。だいぶ楽になる。
15時の手術のときからずっと仰向けで固定だからきつい。
動脈からの人は6時間とか、一晩とか、麻酔がちゃんと効く人だとこっちの方がつらいのでは。
食事をとる。よく見えない。
そして排尿。リクライニングしてるから自分で手が届いて出来る。
この日は、夜間看護師さん呼ぶのもと思い水はあまり飲まず一晩過ごす。
点滴は病室いってすぐ外される。手術する前は結構早くからつけてるのに、手術後は結構外すのはやい。
寝返りも股関節曲げないように少しうつ(と言うか身体を少し動かす感じ)。
消灯しても眠れない。いつの間にか寝た。目が覚める。朝になってることを期待して時計を見る。
0時。
朝じゃなくてがっかりするなんて…。尿意もあるが我慢。
6時前に目が覚める。これは微妙じゃなく朝だ!おそるおそる歩いてトイレへ。
8時の食事の前に研修医先生が来て、テープをはがしてくれる。痛い。
傷口のガーゼを替える予定が、『これならそのままでいいですね、家帰ったらはがしてください」と。
その後別の先生が来た。
「私も昨日手術室にいたんですよ。傷見せてもらっていいですか」とガーゼを見て、
「ああ、もうはがしてもいいですね」
カテーテルアブレーション、特に静脈の場合はこんなもの。
心臓自体も普通に行動できるし、止血さえ出来ればということみたいだ。
しばらく血液さらさらの薬飲むとかと言う話も聞いたけどなんにもなし。
そして心電図を最後にとり、退院。
費用は保険分で103,318点1,033,180円。3割負担で、309,950円。
事前に高額療養までの支払いですむ『限度額適用認定』を行っていたので、
普通のサラリーマンなら8万円少し。
保険外が、病室2万と食事1,300円。手術の日、昼食食べてないのにとられた。
次回は、内科の甲状腺の予約が26日にあるのを知って、併せてその日に予約をしてくれた。
通常なら不整脈外来は木曜日だけなのに。これは助かる。
この2年間、職場の異様なストレスで苦しみ、それから開放された今年度。
ストレスが原因とされる病気に立て続けにかかった。
3月終わりに突発性難聴、
4月に台湾
5月に原因不明の蕁麻疹
6月に香港マカオ
8月に入院手術
と激動でした。
異常ストレス源がなくなり通常ストレスになって気が緩んだところで、
仕事も休みやすくなって、連続した海外旅行(これもストレス)で、こういうのが続いたのかな。
さあ、次回からは明るい話題で!

-生活

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