続いての英語多読は、My Fair Lady。
もちろんこれも初見。
白黒だったローマの休日からおよそ10年、カラーです。
正直そんなに名作かな?と感じてしまった。
英語の勉強をしている立場としては、ある程度おもしろかったけど、
激しい身分社会の英国で、言葉さえも、身分を証明する手段になっているという悲しさ。
脳の専門家池谷裕二先生も、
言語が思考のベース(考えるときに言語を使って思考する)にあるとおっしゃってるわけで、
その言語が違うというのは
身分が思考レベルにまで影響していると言うこと。
もちろんここでは発音や若干の単語
(これ英語にもっと詳しい人だと、使う語彙の違いもわかるのかな、
英語は同じ意味の単語でも種類が多いから、階級によっても違うんだろうな)
というレベルで、言語自体が違うわけじゃないけど。
TOEICテストでも困らされる発音の違い。
オーストラリア英語の先祖、todayがとぅだい、のあれです!
オードリー・ヘプバーンは、貧しい花売り。
彼女の発音はいわゆるオーストラリア英語、犯罪者なんかが島流しにあってとかなんとかいうやつですね。
the rain in Spain stays mainly in the plain!
らいん すぱいん ぷらいん と発音するオードリー・ヘプバーン
Hを発音しない彼女にろうそくを揺らすように息を吐いてHを発音しろ!という教授。
無声音のHだからな〜と、英語の発音の勉強している私は思うけど(日本人は逆にhaと有声音のHになる)、
そんな彼女の特訓も最初は母音から、a はahyee。
子音は結構簡単に身に付く気がする(母音と比べて)。
LもRも聞き分けは難しくても発音自体はそれほど難しいわけでもない。
でもどの単語にも1つは含まれる母音が難しいよね(・_・)
冒頭のオードリー・ヘプバーンにぶつかって売り物の花を汚してしまう貴族。
彼が後半彼女に惚れてつきまとう貴族だったのか!
RAIN MAN のときは、簡単な英語で映画を表現できるのかと言う不安を一掃するすばらしい話だったけど、
今作は省略の仕方がちょっと難あり。
発音矯正がおもしろいのにそれを紙で描くのも大変なんだろうし、
さらに、倒置が多用されていたりして、難しかった。
RAIN MAN と同じペンギンリーダーズレベル3、YL(読みやすさレベル)も同じなんだけど。
さて、次はノッティングヒルの恋人にするかリトルダンサーにするか。
まずは映画を観る必要があるから大変だ!
英語の多読は、すべてに通ずる!4 My Fair Lady
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